
時系列
クロニクル・ゼロ、竜の姫、物理令嬢、クインテット・アーク。
全体図
西暦2200年から6000年まで。ひとつの画面に収めた血脈です。

西暦2200頃
クロニクル・ゼロ
ナノマシンが世界を焼き、カサンドラが十体の竜を創る。初代アリスとソフィアが、のちの二つの家を残す。魔法が生まれた日。

西暦2200年、暴走したナノマシン技術が世界を灰燼に変えた。工学技術者カサンドラは、生き延びるため十人の竜の子供たちを創造する。母として、指揮官として仲間と共に絶望的な戦いに挑み、積み重なる喪失の果てに、南米の地に永久の盾となる覚悟を固めていく。一方、先輩研究者アリスは、託された希望と共に瓦礫の大地を東へ、そして誰も知らぬ死の大陸オーストラリアへと旅立っていく。二つの物語が交錯しながら、遠い未来――「竜の姫と絆のユニゾン」「物理と知識で魔法世界を再定義!」――へと続く、すべての始まりの記録。魔法が生まれた日、世界は静かに、しかし確実に変わり始めた。

西暦4000頃
竜の姫と絆のユニゾン 建国期
ヒカルが六竜姫と盟約を結び、初代竜の王となる。天の六将、帝国の姫、リリアとミレーユ。本編の英雄譚。

裏切られた。冤罪を着せられ、すべてを失った。処刑台から断崖へ、絶望の底に落ちたその瞬間、空を裂いて降り立ったのは紅蓮の炎竜だった。 元天才軍師候補ヒカル・クレイヴは、幼き日に恩を受けた炎の竜姫レヴィアとの強制契約によって、六人の竜姫たちの感情をリアルタイムで把握し「音楽の和音」として調律する異能——「絆の共感者」に目覚める。 激情、理性、献身、自由、調和、断罪。相反する六つの愛を指揮棒一本で束ねながら、ヒカルは竜族の内戦を制し、人類統合戦争を勝ち抜き、魔王軍の侵攻を退け、ついには七つの種族を繋ぐ新世界秩序を打ち立てる。剣も魔力も持たない一人の人間が、優しさだけを武器に竜の王となるまでの、壮大な愛の叙事詩。 しかし、この物語には表の英雄譚だけでは語り切れない奥行きがある。 十歳の竜姫が雨の夜の森で人間の少年に救われた日から、十二年間その鼓動を腕の布に刻んで追い続けた執念の物語。洗脳された自我と毎夜闘いながら、笑顔の裏に殺意を隠して主を守り続けたメイドの孤独な戦い。敗戦国の皇女が剣でも魔法でもなく羽ペン一本を武器に、百年先の均衡を設計した知の戦場。そして白いエプロンをまとった四十人の盾が、誰にも気づかれないまま王の日常を守り続けた、華やかな英雄譚の裏側。 英雄の物語は、無数の愛によって支えられている。 竜族の激情、人間の執念、法という名の冷徹な愛、見えない場所で燃え続ける忠義。それぞれの形をした愛が、一つの和音へと収束していく時、世界は本当の意味で動き出す。 愛は、形の数だけ強くなる。そして、すべての愛は——最後には一つの音楽になる。
主題歌 盟約の炎主題歌 盟約の炎(スペシャルアレンジ)主題歌 統合の賛歌主題歌 六龍の尊厳全曲を聴く

西暦4050頃
竜の姫と絆のユニゾン外伝⑤共鳴の協奏曲(コンチェルト)
次世代。ライオスからリオまで、五つの家に子が生まれ、ゼノンとベールが未来編へ続く。

竜の国の王妃シズクと、帝国の皇妃マリン。双子の姉妹は、離れた空の下で魔導通信の筆を握り、今日も言葉を交わす。 嫁いでから半年。帝国の地でマリンが積み上げてきたものが、突如として揺らいだ。新星教団の宣戦布告。妹姫と皇妃の拉致。各地で同時多発する反乱——数年がかりで仕込まれた罠が、一斉に牙を剥いた。 王妃として全軍を動かすシズク。力なき地下牢で論理と言葉だけを武器に戦うマリン。離れていても、2人の和音は響き合う。 竜を憎む人類に対して、竜が人類を護る盾となる夜。6色の光が地平線を染める時、帝国の民衆は初めて言った——「ありがとう」と。 これは、双子の姉妹が新しい時代の和音を奏でた、記録である。

西暦4300頃
物理と知識で魔法世界を再定義!
初代アリスの血を引くリュウガとピッコ、そしてエリエーナ。十一人の姉妹と、特務機セフィラが生まれる。

没落貴族の天才人形師エリアーナ(エリー)は、祖父の地下遺構で2000年の眠りから覚めた青年リュウガを発見する。 彼の正体は、失われた旧文明の全知識を持つ「生けるデータベース」。魔法の正体がナノマシンだと知ったエリーは、リュウガの知識と自身の技術を融合させ、11人の戦闘メイド「シスターズ」を完成させる。 だが、時を同じくして、世界の管理システムは崩壊を始めており、次元震が各地を消し去ろうとしていた。 王国の陰謀、帝国の侵攻、2000年前の真実。エリーは騒がしい娘たちと不器用な旦那様を連れ、壊れた世界を「ハンダ付け」で直す旅に出る。魔法を物理で再定義し、完璧な論理を不完全な愛で上書きする——世界一うるさい家族の、世界一壮大な修理記録。
主題歌 CELLO 鉄律リコンフィグ主題歌 ORGA オーバークロック・ラブ主題歌 CORNE 鋼のコーラスで世界を組み替えて主題歌 LUTE 鋼鉄シンフォニア ~再定義せよ、この世界を~全曲を聴く

西暦4320頃
竜の姫と絆のユニゾン外伝⑥記憶の譚詩曲(バラード)
エリエーナとリュウガの子、二代目アリスとゼノンが1700年の眠りを選ぶ。物理令嬢の終わりが、次の始まりになる。

祖父の背を追い、記憶を刻む旅を選んだ竜の末裔・ゼノン。初代アリス・アルテミシアの血を引く少女アリスとの出会いは、彼の乾いた300年に、初めての彩りをもたらす。だが、南の大陸に眠る古の遺産を巡る戦いの果て、アリスは長い眠りにつくことを選んだ。「また会える」――その約束だけを胸に、ゼノンもまた自ら眠りを選ぶ。護衛の姉妹機に見守られながら、2人の想いは1700年という気の遠くなる時を越えていく。竜の恩返しから始まった物語は、やがて新たな未来へと静かに受け継がれていく。
主題歌 第一部「始まりの温もり」主題歌 第二部「砂塵の誓い」主題歌 第三部「竜と少女の誓い」全曲を聴く

西暦6000頃
クインテット・アーク~世界の真理と六つの軌跡~
飛行戦艦アーク・ノア。目覚めたゼノンと二代目アリス、クルーたち。セーラの末裔ミリアーナと、クレア。完結編。

全ての始まりは「クロニクル・ゼロ」。二千年の時を経て、「竜の姫と絆のユニゾン」の時代へ。そして「物理と知識で魔法世界を再定義!」の世界で紡がれた、また別の軌跡。 全ての伏線が、今、この一作に集約される。 西暦6000年代。荒廃した大陸を彷徨う流浪の剣士アルトリウス。その正体は、行方知れずとなった聖教皇国ルミナスの皇女アリスだった。廃棄された人型兵器の残骸が眠る街で出会った仲間たちと共に、彼女は愛機デュランダル――巨大人型ロボット兵器「魔導機兵マギアレギウス」を駆り、故郷を目指す旅に出る。 旅の道中、大陸の裏側で暗躍する謎の組織「アビス・コード」の存在に気づいていく。荒野の買収、聖堂の地下、遺跡の奥――ばらばらに見えた違和感の全てが、地脈に眠るナノマシン文明の記憶へと繋がっていく。 シリーズを通じて描かれてきた敵の輪郭が、今、初めて重なり合う。 五人の絆と、飛行戦艦アーク・ノアに眠る秘密の数々。空を裂く六機の魔導機兵、地を這う魔獣の群れ、そして大陸そのものを揺るがす総力戦。 全ての軌跡が交わる時、世界の真理と、シリーズの全貌が姿を現す。

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